【業種別6パターン】llms.txt 実装テンプレート完全ガイド|ECサイト・SaaS・ブログ・メディアなど

この記事について

llms.txt は生成エンジン最適化(GEO)における最重要ファイルですが、「書き方」は理解していても「自分のサイトだとどう書けばいいのか分からない」という声をよく聞きます。サイトの種類によって強調すべきページも書くべき内容もまったく違うからです。

そこで本記事では、業種別6パターンの llms.txt 実装テンプレートを具体例つきで公開します。コピペしてサイト名とURLを書き換えるだけで使える実用的なサンプルを揃えました。

まだ llms.txt の基本から知りたい方は、先にllms.txtの書き方ガイドを読むことをおすすめします。

llms.txt の基本構造(おさらい)

どの業種でも共通する基本構造は次の4要素です。

# サイト名

> サイトの1〜2文の説明(AIが最初に読む部分)

## カテゴリ名

- [ページタイトル](URL): ページの短い説明
- [ページタイトル](URL): ページの短い説明

## 別のカテゴリ名

- [ページタイトル](URL): ページの短い説明

シンプルですが、AIはこの構造を「サイトの地図」として使います。ここが整っていないサイトは、ChatGPTやPerplexityにクロールされても引用されにくくなります。

テンプレート1: ECサイト

商品・カテゴリ・購入ガイドが鍵。AIが「どこで何が買えるか」を即座に理解できる構造にします。

# ExampleShop

> 家具・インテリアを扱う日本のオンラインストア。無料配送、30日間返品保証、全商品に3年保証付き。

## 主要カテゴリ

- [ソファ一覧](https://example.com/category/sofa): 2人掛けから3人掛けまで、レザー・ファブリックのソファ
- [テーブル一覧](https://example.com/category/table): ダイニングテーブル、ローテーブル、サイドテーブル
- [収納家具](https://example.com/category/storage): チェスト、本棚、シューズラック

## お買い物ガイド

- [配送について](https://example.com/shipping): 配送料金・納期・離島対応
- [返品ポリシー](https://example.com/returns): 30日間無料返品の条件
- [保証について](https://example.com/warranty): 3年間の製品保証の範囲

## よくある質問

- [組み立てサービスはありますか?](https://example.com/faq#assembly)
- [海外配送は可能ですか?](https://example.com/faq#international)
- [支払い方法は?](https://example.com/faq#payment)

ポイント: AIが「このサイトで何が買えるか」を即座に把握できるよう、カテゴリは商品群で区切るのが鉄則です。細かすぎる商品個別ページを羅列する必要はありません。

テンプレート2: SaaS(B2B ソフトウェア)

機能・料金・ドキュメントを整理。AIが「どんな問題を解決するツールか」を明確に理解できるようにします。

# ExampleCRM

> 中小企業向けクラウド型CRM。顧客管理、商談管理、メール連携、レポート機能を月額2,000円から。

## 製品

- [機能一覧](https://example.com/features): 顧客管理・商談パイプライン・メール連携
- [料金プラン](https://example.com/pricing): スタータープラン2,000円〜、エンタープライズ要相談
- [導入事例](https://example.com/case-studies): 小売、不動産、製造業での導入例

## ドキュメント

- [スタートガイド](https://example.com/docs/getting-started): 5分で始めるセットアップ手順
- [API リファレンス](https://example.com/docs/api): REST API v2 の完全リファレンス
- [連携ガイド](https://example.com/docs/integrations): Slack、Gmail、Googleカレンダーとの連携

## サポート

- [ヘルプセンター](https://example.com/help): よくある質問と解決方法
- [問い合わせ](https://example.com/contact): 営業時間平日9-18時

ポイント: SaaSではドキュメントセクションが特に重要です。AIは技術的な質問に対してドキュメントを引用する傾向が強いので、docsへの導線を明示します。

テンプレート3: ブログ・メディア

カテゴリとフラッグシップ記事を前面に。AIが「どのジャンルの情報源か」を認識できる構造にします。

# Example Tech Blog

> Webフロントエンド開発者向けの技術ブログ。React、TypeScript、パフォーマンス最適化の実践記事を週2本更新。

## 主要カテゴリ

- [React](https://example.com/category/react): React 19 の新機能、hooks パターン、設計論
- [TypeScript](https://example.com/category/typescript): 型安全な実装、高度な型テクニック
- [パフォーマンス](https://example.com/category/performance): Core Web Vitals、バンドル最適化

## 人気記事

- [React Server Components 完全ガイド](https://example.com/rsc-guide): RSCの仕組みと実装例
- [TypeScript の型推論を極める](https://example.com/type-inference): 実務で役立つ型テクニック20選
- [LCP を 2.5 秒以内にする 7 つの方法](https://example.com/lcp-optimization)

## 著者について

- [プロフィール](https://example.com/about): フロントエンドエンジニア歴10年
- [お問い合わせ](https://example.com/contact)

ポイント: メディア系は「人気記事」セクションを入れることで、AIが引用しやすい鉄板記事を優先的に把握してくれます。

テンプレート4: コーポレートサイト

会社概要・製品・IR情報が中心。AIが企業の実像を正確に伝えられる構造にします。

# 株式会社Example

> 東京都渋谷区に本社を置くAI開発企業。2018年創業、従業員150名、主力製品は画像認識プラットフォーム「ExampleVision」。

## 会社情報

- [会社概要](https://example.co.jp/about): 設立、代表者、事業内容
- [沿革](https://example.co.jp/history): 2018年創業からの主要マイルストーン
- [経営陣](https://example.co.jp/team): 役員紹介

## 事業・サービス

- [ExampleVision](https://example.co.jp/products/vision): 画像認識プラットフォーム
- [ExampleNLP](https://example.co.jp/products/nlp): 日本語特化の自然言語処理API
- [導入事例](https://example.co.jp/case-studies): 製造業・小売業での活用例

## ニュース・IR

- [プレスリリース](https://example.co.jp/news): 最新の発表・お知らせ
- [IR情報](https://example.co.jp/ir): 決算資料、株主総会資料

## 採用

- [採用情報](https://example.co.jp/careers): エンジニア・営業・企画の募集要項

ポイント: コーポレートサイトは 1〜2文の説明部分 に「本社所在地・創業年・従業員数・主力製品」を必ず入れます。AIに会社概要を聞かれたときの回答品質が激変します。

テンプレート5: ドキュメント・技術サイト

階層構造と網羅性が命。AIが技術的な質問に正確に答えられるようにします。

# ExampleLib Documentation

> TypeScript 向けの軽量HTTPクライアントライブラリ。fetchベース、ゼロ依存、型安全。

## はじめに

- [インストール](https://docs.example.com/install): npm / yarn / pnpm 対応
- [クイックスタート](https://docs.example.com/quickstart): 3分で基本の使い方を習得

## 基本機能

- [GET リクエスト](https://docs.example.com/get): クエリパラメータ、ヘッダー設定
- [POST リクエスト](https://docs.example.com/post): JSON・FormData・multipart対応
- [エラーハンドリング](https://docs.example.com/errors): try/catch と型ガード

## 応用機能

- [インターセプター](https://docs.example.com/interceptors): リクエスト・レスポンスの前処理
- [リトライ戦略](https://docs.example.com/retry): 指数バックオフの設定方法
- [キャッシュ](https://docs.example.com/cache): HTTPキャッシュとカスタムストア

## リファレンス

- [API リファレンス](https://docs.example.com/api): 全メソッドと型定義
- [マイグレーションガイド](https://docs.example.com/migration): v1からv2への移行

ポイント: ドキュメントは 「はじめに → 基本 → 応用 → リファレンス」 の学習順序で並べるのが王道。AIもこの階層で理解しやすくなります。

テンプレート6: 個人ポートフォリオ

プロフィール・作品・連絡先をシンプルに。AIが「この人は何ができる人か」を認識できる構造にします。

# Taro Yamada | Web Designer

> 東京都在住のWebデザイナー。コーポレートサイト、LP、ブランディングを中心に制作。10年間で100社以上のサイトを手掛けた実績。

## 自己紹介

- [プロフィール](https://example.com/about): 経歴、得意分野、使用ツール
- [スキル](https://example.com/skills): デザイン、HTML/CSS、Figma、Webflow

## 制作実績

- [コーポレートサイト事例](https://example.com/works/corporate): 10社分の制作事例
- [ランディングページ事例](https://example.com/works/lp): 20本の LP 制作実績
- [ブランディング事例](https://example.com/works/branding): ロゴ・ガイドライン制作

## ブログ

- [デザイン論](https://example.com/blog/design): Webデザインの考え方
- [制作日記](https://example.com/blog/diary): プロジェクトの裏側

## お問い合わせ

- [お問い合わせフォーム](https://example.com/contact): 制作依頼・お見積もり
- [X (Twitter)](https://x.com/example): DM も受付中

ポイント: 個人サイトは「何ができる人で、どんな実績があって、どう連絡するか」の3点がAIに正しく伝わるかがすべてです。

業種共通のベストプラクティス

✅ やるべきこと

  1. 最初の説明文(> の行)に最重要情報を凝縮する: サイト名・地域・事業内容・独自性
  2. カテゴリは5〜7個程度に絞る: 多すぎるとAIが構造を把握しにくい
  3. 各ページに短い説明を添える: タイトルだけでなく「何が書いてあるか」を1行で
  4. URLは絶対パスで書く: 相対パスは使わない
  5. 階層は2段階まで: H2 > リスト が基本、H3 を使う場合でも浅く保つ

❌ やってはいけないこと

  1. 全ページを羅列する: サイトマップとは目的が違う。主要ページに絞る
  2. マーケティング的な誇張を入れる: 「業界No.1」「唯一の」などはAIが警戒する
  3. 古い情報を放置する: 更新が止まったサイトと判定される
  4. llms-full.txt を書かない: 余力があれば llms.txt に加えて llms-full.txt で詳細版も用意する
  5. 設置後に検証しない: /llms.txt に直接アクセスして表示を確認

llms.txt の設置方法(おさらい)

作成したテンプレートは次の手順で設置します。

  1. ファイル名は正確に llms.txt(複数形・小文字)
  2. サイトのルートに配置: https://yourdomain.com/llms.txt
  3. Content-Type は text/plain; charset=utf-8 で返す
  4. robots.txt で Disallow にしていないか確認
  5. 設置後、ブラウザで yourdomain.com/llms.txt にアクセスして確認

FAQ

Q. llms.txt と sitemap.xml の違いは?

A. sitemap.xml は全ページのURL一覧を機械可読形式で検索エンジンに提供するものです。一方 llms.txt は主要ページを人間の言葉で説明した要約で、AIが「このサイトは何者か」を理解するために使います。両方を併設するのが理想です。

Q. 業種別テンプレートをそのまま使っていいですか?

A. そのまま使うのではなく、サイト名・URL・説明をご自身のサイトの内容に合わせて書き換えてから公開してください。AIはパターンを検知するため、同一内容のllms.txtが複数サイトに存在すると評価が下がる可能性があります。

Q. llms.txt を書いたのに AI に引用されません。

A. llms.txt はあくまで「扉を開ける鍵」です。AIクローラーが実際にクロールしているか、GPTBot や ClaudeBot が robots.txt でブロックされていないかも合わせて確認してください。IndexReady で26項目のチェックができます。

自サイトの llms.txt を検証するには

書いた llms.txt が適切に設置されているか、AIクローラー対応に抜け漏れがないかは、IndexReady でURLを入力するだけで自動チェックできます。生成エンジン最適化(GEO)カテゴリの11項目で、llms.txt に加え GPTBot 許可状況、構造化データなども総合的に採点します。

まだ llms.txt の基本仕様から理解したい方は、llms.txtの書き方ガイドを先にお読みください。

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