SEO/GEOチェックリスト|サイト公開前に確認すべき23項目
なぜチェックリストが必要なのか
Webサイトを公開する前にSEOとGEOの基本的な対策が漏れなくできているかを確認することは極めて重要です。看板を出さずに店を開けるようなもので、公開後に気づいて修正するよりも、公開前にチェックしておくほうが圧倒的に効率的かつ低コストです。
特にSEO対策は公開直後からクローラーの評価が始まるため、問題がある状態で公開してしまうと、修正後も評価の回復に時間がかかることがあります。最初から正しい状態で公開することが、検索流入を最大化する最短ルートです。
このチェックリストは、IndexReadyの採点基準に基づく23項目(SEO 12項目 + GEO 11項目)を網羅しています。各項目の概要、判定基準、改善のポイントをまとめました。
SEO対策チェックリスト(12項目)
1. titleタグ
チェック内容: titleタグが設定されているか、文字数は適切か
- titleタグは検索結果に表示される最も重要な要素のひとつ
- 推奨文字数: 30〜60文字
- 対策キーワードを自然に含める
- 短すぎると内容が伝わらず、長すぎると検索結果で省略される
- ページごとにユニークなタイトルを設定する(サイト内で重複しない)
<title>内部リンク最適化ガイド|SEO効果を最大化するリンク設計</title>
2. meta description
チェック内容: meta descriptionが設定されているか、文字数は適切か
- 検索結果のタイトル下に表示されるスニペット(説明文)
- 推奨文字数: 70〜160文字
- クリック率に直接影響するため、ユーザーの興味を引く文面にする
- 対策キーワードを含めると、検索結果で太字表示される
<meta name="description" content="内部リンクの設計次第でSEO効果は大きく変わります。アンカーテキストの最適化、リンク階層の設計、孤立ページの解消など、実践的な内部リンク戦略を解説。" />
3. PageSpeed
チェック内容: PageSpeed Insightsのパフォーマンススコア
- 良好: 90点以上
- 要改善: 50〜89点
- 不良: 50点未満
- 画像最適化、JS/CSS削減、キャッシュ設定が主な改善ポイント
- モバイルとデスクトップの両方で確認すること(モバイルのスコアが低くなりがち)
4. Core Web Vitals
チェック内容: LCP、INP、CLSの各指標
- LCP(Largest Contentful Paint): 2.5秒以下が良好。メインコンテンツの表示速度を測定する
- INP(Interaction to Next Paint): 200ms以下が良好。ユーザー操作への応答速度を測定する
- CLS(Cumulative Layout Shift): 0.1以下が良好。レイアウトのずれ(がたつき)を測定する
- Googleが実際にランキング要因として使用している指標
5. 見出し構造
チェック内容: h1タグの有無と個数、見出しの階層構造が論理的か
- h1タグはページに1つだけ設定する
- 見出しの階層を飛ばさない(h1 → h3 はNG、h1 → h2 → h3 が正しい)
- 見出しにキーワードを自然に含める
- 適切な見出し構造は、検索エンジンがページの内容を理解するうえでも、ユーザーが情報を見つけるうえでも役立つ
6. OGPタグ
チェック内容: og:title、og:description、og:imageが設定されているか
- SNSでシェアされたときの見え方を制御するタグ
- og:imageは1200x630px以上を推奨
- Twitter/X用のmeta tags(twitter:card等)も併せて設定すると効果的
<meta property="og:title" content="記事タイトル" />
<meta property="og:description" content="記事の説明文" />
<meta property="og:image" content="https://example.com/og-image.png" />
<meta property="og:type" content="article" />
7. HTTPS
チェック内容: URLがhttpsで配信されているか
- HTTPSは2014年からGoogleのランキングシグナル
- HTTPのままだとブラウザが「安全でない」警告を表示する
- Let's Encryptを使えば無料でSSL証明書を取得可能
- HTTPからHTTPSへのリダイレクト設定も忘れずに行う
8. meta robots noindex
チェック内容: noindexが誤って設定されていないか
- noindexメタタグまたはHTTPヘッダーが設定されていると、そのページは検索結果に一切表示されない
- よくあるミス:ステージング環境の設定が本番環境に残ったまま
- CMSの設定画面で「検索エンジンにインデックスさせない」にチェックが入っていないか確認する
<!-- このタグが本番ページに残っていないか確認 -->
<meta name="robots" content="noindex" />
9. canonicalタグ
チェック内容: canonicalタグが設定されているか
- 重複コンテンツが存在する場合に正規URLを指定するタグ
- 自己参照canonicalの設定がベストプラクティス
- URLパラメータ(?ref=xxx等)による重複を防ぐためにも有効
<link rel="canonical" href="https://example.com/blog/seo-checklist" />
10. 画像のalt属性
チェック内容: 画像にalt属性が設定されているか
- alt属性は画像の内容をテキストで説明するもの
- SEOとアクセシビリティの両方に重要
- 純粋な装飾画像には空のalt(
alt="")を設定 - キーワードを詰め込みすぎないこと(自然な説明文にする)
11. robots.txt
チェック内容: robots.txtが存在し、適切に設定されているか
- 重要なページが誤ってブロックされていないか確認
- sitemapの場所を指定する
Disallow: /が設定されていると、サイト全体がインデックスされない
User-agent: *
Allow: /
Sitemap: https://example.com/sitemap.xml
12. sitemap.xml
チェック内容: sitemap.xmlが存在し、有効か
- すべての重要なページをsitemapに含める
- ページの追加・削除に合わせて更新する
- Google Search Consoleに登録する
<lastmod>タグで最終更新日を正確に設定しておくと、クローラーが効率的に巡回できる
GEO対策チェックリスト(11項目)
13. llms.txt
チェック内容: llms.txtがドメイン直下に存在するか、内容が充実しているか
- AIがサイトを理解するための専用ファイル
- サイト概要、主要コンテンツ一覧、連絡先を記載する
- llms-full.txt(詳細版)も用意するとさらに効果的
- robots.txtがクローラーにアクセス範囲を伝えるのに対し、llms.txtはAIにサイトの全体像を伝える役割
14. AIクローラーの許可
チェック内容: GPTBot、ClaudeBot等のAIクローラーがブロックされていないか
- robots.txtでAIクローラーを明示的に許可する
- ブロックしているとAI検索結果に一切表示されない
- 主要なAIクローラー:GPTBot(OpenAI)、ClaudeBot(Anthropic)、PerplexityBot(Perplexity)
User-agent: GPTBot
Allow: /
User-agent: ClaudeBot
Allow: /
User-agent: PerplexityBot
Allow: /
15. 構造化データ(JSON-LD)
チェック内容: JSON-LD形式の構造化データが実装されているか
- Article、FAQ、HowTo、BreadcrumbListなどのスキーマが特に有効
- コンテンツを機械可読にし、AIによる情報抽出を容易にする
- Googleのリッチリザルト表示の要件でもある
<script type="application/ld+json">
{
"@context": "https://schema.org",
"@type": "Article",
"headline": "記事タイトル",
"datePublished": "2026-03-19",
"dateModified": "2026-03-19"
}
</script>
16. 明確な回答文
チェック内容: 簡潔で直接的な回答パラグラフがあるか
- 質問に対して最初の1〜2文で直接回答する
- その後に補足情報を続ける
- AIモデルはこうした直接的な回答を引用のために抽出する
- 「〇〇とは、〜です。」のような定義文から始めるのが効果的
17. FAQ/リスト/定義形式
チェック内容: FAQ構造、番号付きリスト、定義パターンがあるか
- FAQ形式のQ&AはAI検索で最も引用されやすいフォーマットのひとつ
- 手順はステップ形式(番号付きリスト)で書く
- キーコンセプトには定義パターン(「〜とは、〜のことです」)を使う
- FAQ構造化データ(FAQPage)も併せて実装すると効果が高い
18. 質問形式の見出し
チェック内容: h2/h3に質問形式の見出しがあるか
- 「〇〇とは?」「〇〇の方法は?」などの形式
- AI検索のクエリと直接マッチするため、コンテンツがAIに抽出されやすくなる
- ユーザーが検索窓に入力する疑問文と同じ形式にすることで、AI引用の確率が上がる
19. 統計・数値データ
チェック内容: 本文中に具体的な数値や統計があるか
- 「53%」「3秒以内」「30〜60文字」など具体的な数値はAIに引用されやすい
- 出典も明記するとさらに信頼性が上がる
- 曖昧な表現(「多くの」「かなりの」)よりも具体的な数値の方がAI引用率が高い
20. コンテンツの鮮度
チェック内容: 更新日や公開日のメタデータがあるか
- 構造化データで
datePublishedとdateModifiedを指定する - 定期的にコンテンツを更新し、鮮度シグナルを維持する
- 古い情報が残っていると、AIが引用を避ける原因になりうる
21. E-E-A-T
チェック内容: 著者情報、引用元リンク、日付が明記されているか
- 著者のプロフィール、資格、関連する経験を記載
- 主張を裏付ける権威ある外部ソースへのリンクを含める
- Googleの品質評価ガイドラインで重視されている項目
- AI検索でも信頼性の高いソースが優先的に引用される
22. Google推奨構造化データ
チェック内容: Googleが推奨するスキーマタイプを使用しているか
- Article、FAQ、HowTo、Product、LocalBusinessなど
- Googleの公式構造化データドキュメントで推奨されているタイプを確認
- リッチリザルトテストでマークアップを検証する
- 複数のスキーマタイプを1ページに実装することも可能(例:ArticleとFAQPageの両方)
23. viewport設定
チェック内容: meta viewportが正しく設定されているか
- モバイルフレンドリーの基本要件
- Googleはモバイルファーストインデックスを採用しているため、モバイル対応は必須
- 以下の設定が標準
<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1" />
チェックの自動化
23項目を手動で確認するのは大変で、見落としも起きやすいものです。IndexReadyを使えば、このチェックリストの全項目を自動で診断できます。URLを入力するだけで、SEO 100点 + GEO 100点の合計200点満点でスコアリングし、各項目の具体的な改善ポイントを表示します。
手動チェックでは見つけにくい問題(構造化データの文法エラー、AIクローラーのブロック状況、Core Web Vitalsの数値など)も自動で検出できるため、効率的にサイトの品質を改善できます。
サイト公開前のチェックだけでなく、大規模な更新後や定期的なメンテナンスの一環としても活用してください。
チェックリストの優先順位
23項目すべてを一度に対応するのが難しい場合は、以下の優先順位で取り組むことをおすすめします。
最優先(対応しないと致命的)
- HTTPS対応
- noindexの誤設定がないこと
- titleタグとmeta descriptionの設定
高優先(検索流入に直結)
- Core Web Vitals / PageSpeed
- 見出し構造
- canonicalタグ
- robots.txt / sitemap.xml
中優先(差別化に効果的)
- 構造化データ(JSON-LD)
- OGPタグ
- AIクローラーの許可
- llms.txt
継続改善(日常的に取り組む)
- E-E-A-T強化
- コンテンツの鮮度維持
- 統計データの更新
よくある質問(FAQ)
23項目すべてを満点にする必要がありますか?
すべてを満点にすることが目標ではありません。まず重要度の高い項目(titleタグ、meta description、HTTPS、noindex確認)を確実に対応し、その後に残りの項目を優先度順に改善していきましょう。いくつかの低スコア項目を改善するだけでも、全体のパフォーマンスに大きな違いが生まれます。
このチェックリストはどのくらいの頻度で確認すべきですか?
サイトの新規公開前は必ず全項目を確認しましょう。公開後は月1回程度の定期チェックを推奨します。大きなサイト更新、リニューアル、CMS移行の際は、必ず全項目を再チェックしてください。特にCMS移行ではURL構造やリダイレクトの設定ミスが起きやすいため、入念な確認が必要です。
既存サイトにも使えますか?
もちろん使えます。実際、既存サイトこそ構造化された診断の恩恵を最も受けられます。まずはIndexReadyでベースラインのスコアを取得し、最もスコアの低い項目から優先的に改善していくのが効率的です。改善前後のスコアを比較することで、施策の効果を定量的に把握できます。
GEO対策の項目はSEOにも影響しますか?
はい、多くの項目が両方に効果があります。構造化データ、コンテンツの鮮度、E-E-A-Tシグナルは、従来のSEOとGEOの両方に直接的な価値を持ちます。GEO最適化に投資すると、従来の検索パフォーマンスも副次的に向上するケースが多いです。SEOとGEOを別々の施策と考えるのではなく、統合的に取り組むことで最大の効果が得られます。